せどり始めて早1年。
当初はご他聞にもれずもっぱら単C(100円均一)だった。
最近は師匠のご指導の賜物で、大型本やプロパーまで手を出せるようになった。


慣れてくると、確実に売れる本がわかるから、多少高くても買うことができる。
たとえば『ユダヤの商法』なら千円以上はつくし、足も速いから半額で売ってても買って損はしないと判断できる。


すると徐々に資本集約的と言いますか、在庫を「利幅が大きく足が速い」方向、すなわち在庫の質を向上させる方に誘導できるようにしたくなる。
資本集約的というのは、在庫投資に金を掛けるようになるという意味ね。


①100円→500円の本が2000冊在庫であった場合、在庫投資に掛かった金は20万。
②500円→2000円の本が2000冊だと、在庫投資に100万。

それぞれ毎日1%売れたとしたら、
①500円×20冊=1万円の売上。粗利益=400×20冊=8千円
②2000円×20冊=4万円の売上。粗利益=1500×20冊=3万円

①の路線(単C路線)の人が、②と同じだけの売上をしようとなると(いや、別にそうしなくてもイイんですよ)、4倍の在庫を抱え、4倍の仕入れをしなければならない。


となると以下の3点の問題をクリアしなければならない。
1)在庫スペースの確保
2)仕入れ数を4倍にする
3)梱包発送も4倍


スペースに余裕のある人は、1)は何とかなるとする。
(細かく言うと、スペースを使うからには、逸失利益を計算しなきゃならんが、それは措いておく)。


また、3)についても、オレと家族でがんばって梱包するもんね、という形で対処する人もいるだろうからこれも何とかなるとする(細かく言うと、その分の賃金が発生するのだが、これも措いておく)。


残るのは2)の問題。
ただでさえ、単C枯れと言われているのに、さらに4倍も仕入れるのはキツイだろう。


もちろん、オレはそんなに売上至上主義じゃない、のんびりやれればいいのだ、というせどらーも多いだろう。


以上はあくまで、せどりを「本業」と位置づけている小生が考えたもの。
一年やってるといろいろ問題も見えてくる。
がんばってブレイクスルーするぞぉ。